小学部4年生
これから本格的に始まる受験勉強に向けて、基礎学力を定着させる大切な時期です。自ら考える力、きちんと聞き取る力を身につけていくことが重要になります。ホワイトボードを使った本格的な授業が始まります。子どもたち一人ひとりの発想力を育てながら、考える力を高めていきます。さらに学習を日常生活のなかに取り組む指導をしています。
算数
4年生の算数では、計算力を確実に身につけることがなによりも大切です。分数や小数のかけ算・わり算を含む計算に関するすべての分野は4年生までに学習し、「解答」を導き出すうえで大切な計算力の強化を図ります。
算数的な発想を身につけていくことも大切です。学校の教科書では学習することのない「つるかめ算」「和差算」といった和や差に注目して考える問題、「植木算」「方陣算」といった決まりを見つけて考える問題など、いろいろな特殊算を解きながら、考える楽しさ・発見することのおもしろさを経験してもらうと同時に、算数的な考え方を自分のものとします。
最後に宿題についてです。算数の宿題には2種類あります。1つ目は、授業用テキストに準拠した復習用のテキストです。この宿題では、その週の授業で学習したことを、一週間かけて自分のものにしていきます。
2つ目は、当塾オリジナルの1日1枚プリントです。このプリントは10分前後で解き終えることができます。内容は、計算と復習の2種類の問題で構成されており、1日10分、プリント1枚を毎日続けるだけで、計算力が飛躍的に向上し、それと同時に前学期の復習がすべてできます。やりっぱなしにしない、復習に力を入れた宿題として、高い効果と効率で他では見られない、当塾オリジナルの宿題となります。
国語
4年生では、「正しく読む」、「正確に覚える」、「丁寧に書く」、「こつこつと練習する」という、中学入試に向けての基本を身につけていきます。
読解の学習では、毎回の授業で文章を読むうえでのポイント(情景や心情、主題、段落の関係や話題、要旨など)を提示します。そのポイントに注目しながら、本文に線を引くなど実際の作業を通じて、 文章を読む際に何に注目していけばよいかを学んでいきます。この「読解のポイント」の学習を通し、 物語文であれば登場人物の関係や性格・気持ち、説明文であればテーマ、段落ごとのつながりなどを 意識して読めるようにしていきます。また、家庭学習で漢字を「読むこと」、「書くこと」に慣れてもら い、漢字学習を習慣化させていきます。
理科
4年生の理科の学習はまず子どもたちの好奇心を大切にするため、目に見える現象を中心に学習していきます。
具体的には、身のまわりの自然や、現象(植物、動物、昆虫、気象、星空など)の観察を行い、その多様な現象を筋道立てて合理的に理解し身につけていきます。
子どもたちの頭のポケットに観察したことを道具として入れてあげること、またその道具の特徴や役割などに注目して整理していくこと、色々な現象をより具体的にイメージすること、これが暗記だけでは太刀打ちできない入試問題を考え抜く基礎力となります。
社会
4年生の社会では、地理分野の学習が中心です。この時期に学習する内容は入試対策のポイントの1つになるため、正しく覚えていくことが大切です。
まず地図の見方から始まり、都道府県の名前や位置・形、そして川・平野・半島などの重要地名を、頭に入れておかなければなりません。その知識が、それぞれにつながりを持っており、それが整理でき ればきわめて効率的に各地の気候や産業の理解ができ、学習の幅を広げていくことができるのです。 授業では、この「つながり」を軸に、発問などによる反復学習を通じてできるだけわかりやすく、また楽 しく学習していくことによって、しっかりと消化できるように指導します。